"旅とは、遠くまで行かなくも歴史と付き合いながら日常性を脱却すること。旅とは歴史と付き合うこと"(紀行作家 宮脇俊三)

「旅人賦」(河上肇)

ああ旅人よ旅人よ

道を急ぐことなかれ

つとめ果たせし御身なり

こころのどかに老いらくの

残りの旅をたのしめと

春ともなれば鳥の声

秋ともなれば虫の声

ああ旅人よ旅人よ

旅も終わりに近ずけり

行きつくやどにやすいして

心しずかに臨終の

時の至るを待ちかねし

花咲かば花をめで

風吹く風な恨みそ


1 1879〜1946 経済学者、思想家、詩人、著"貧乏物語"日本共産党入党し検挙、終戦の翌年1月栄養失調で餓死、最後まで信念を貫き通した稀有の日本人

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