「旅人賦」(河上肇)

 ああ旅人よ、旅人よ急ぐことなかれ
 つとめを果たせし御身なり
 こころのどかに老いらくの
 残りの旅を楽しめと

 春ともなれば鳥の声
 秋ともなれば虫の歌
 山路を行けば山路のやどに
 海辺を行けば海辺のやどに

 夏は涼風を漂わし
 冬は炉火を燃やして
 一甌(おう)の茶
 一架の書

 ああ旅人よ、旅人よ
 旅も終わりに近づけり
 行きつく宿にやすらいて
 心しづかに臨終の
 時の到るを待ちかねし
 花咲かば花をめで

 風吹く風な恨みそ
 ただひねもす笑顔して
 わづらいを人にかくるな
 せめて妻子に思い出の
 より種子こそ残せかし
旅は観光
 観光とは“光を観る”こと、もとの意味は“国の威光を”観るの意。

 寸言
 日本は観光立国になり得ず、土下座外交で威光の欠片もない。
< ききみみずく >  


モンゴルの風習

小長谷有紀(国立民族博物館)

 子どもを褒める際に、“なんて悪い子”“なんて醜い子”という{悪い}{醜い}という形容詞を用いるのは、かわいい子を褒めて、悪魔に聞かれて狙われないように願う措置。
 人名にもわざわざ、“名無し”“悪い犬”“なんだっていいだろう”など名付ける習慣と同じく魔除けの意味がある。

 寸言
自分の子どもを猫可愛いがりして、我が儘放題に育てている親ばかに聞かせたいね
< ききみみずく >  


フランス気障

 フランス人の知識層、一筋縄でいかない。“今日は天気がいい”という人は少数派、“今日は天気が悪くない”と逆から表現するのが多数派

 寸言
 インテリ=気障=ニヒル、困ったことに、これに騙される女が多い。また女の気を引くためわざと装っている輩もいるので要注意。
 しかし、所詮、彼らは物事を素直に見られない、世の中を斜めにしか見られない、物事に正面からぶつかることが出来ない“負け犬の突っ張り”
< ききみみずく >