主婦の手抜きが経済を活性化する

 中年のサラリーマン二人の会話

「男女雇用機会均等法がますます強化されるな。求人案内に、男女という区別ができない」

「そら困るで、新聞広告の嫁はん募集で男がきよったらどないするねん」

「茶化すな。とにかく、あらゆる職場に女性が進出、企業は活性化されるということだ」

「そやろか?男はビビッテしもうて小そうなってんとあかん。なんせすぐセクハラいわれるさかいな」

「おまえは特に気おつけろ。12〜3年前かな、有名な経済評論家 が"日本経済のオバノミックス化"といって話題になったことがある。 彼は"GNP(当時)を三倍にしてくれる女房族"だとして、

 "家計の70%は奥さんの裁量。しかも、最近の奥さんはそとさん。消費の大部分を握っている。
 いまここに、月収10万円の亭主がいたとする。女房はその収入が少ないことに不満を持ち、自ら働きに出て、やはり10万円稼ぐ。しかしそのためには子供を他人に預けなくてはならぬ。その費用が10万円、収費差し引き0だが、女房は子育てで家にいるより外で働いた方が良いと言う。
 この例で、女房が働きにでず、自分の子供を育てればGNPは10万円、後者だと30万円、主婦が家事や育児を手抜きすればするほどGNPが増大する仕組みである。

  さらに、家事マーケットとして、夫婦、子供2人の標準所帯で計算すると

炊事に
かけている時間
2時間40分 朝食除、昼夕食を
外食と総菜屋で
費用 6000円
掃除に
かけている時間
1時間40分 便利屋に依頼 費用 2000円
洗濯に
かけている時間
1時間 9分 クリーニング
コインランドリー
費用 1500円

  主婦がこれら三大家事を全部、外部に発注すると家事マーケットは膨大になる。計算すると

  一日の家事費総計9,500円×世帯数3,300万×365日=114兆円。
  57年度 GNP名目270兆円の実に40%を占める。"

  現在なら、家事マーケットの価格は上昇しているので、GDB(名目国内総支出)に占める割合はもっと大きくなっているかも知れないな」

「嫁はんが家事にてーぬきよるほど、GDBが上がるてか?おもろい話や。まあ、てーぬいても、外で働くからえーとするか。そやけど内の嫁はんみたいに働かんと家事にてーぬいて、三食昼寝ちゅうのは、どない計算するんや」

「かあちゃん三倍太り、おまえは三倍痩せる。差し引き0だな」

「おもんやけどな、そろそろ男と女の社会的役割を交替したらどうや、女が外で働く、男が家庭に入る。会社の効率化でさんざん鍛えられた男の方が家、うまいこと運営していくんとちゃうか」


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