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『希望なきところに努力なし、夢なき企業は滅びる』 トヨタがF1に参入する。経営の閉塞状況を打ち破るには、元気のでそうな旗印を掲げることが一番の薬。 創業まもない昭和29年3月・本田 宗一郎氏は従業員、販売店に向けて宣言した。"オートバイレースの最高峰・英国マン島のT・Tレースに出場する。幼いころからの私の夢は自分の自動車で全世界の自動車競走の覇者になることである。"一同吃驚、当時の本田の内情はとてもそんなレースにうつつを抜かしている状態でない。危うく倒産という事態。 エンジンの性能も西ドイツやイタリヤのメーカーと月とすっぽんほどの差があった。そんな本田がレースに出場、ましてや優勝するなど夢のまた夢と思われたのは無理がない。それから10年見事念願の優勝を果たし、ホンダのオートバイは世界を席捲した。 "リーダーシップ(指導力)"とは、組織に働く意欲と活力を与えることが出来る能力のこと。指導とは"指で導く"と書くが、指し示す方向に何かいいこと、夢と希望がなければならぬ。夢と希望がなければ、だれも協力しようとは思わないだろう。 そして現在、世界企業としての躍進は、当時の夢の宣言が原動力となったに違いない。 < ききみみずく >
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