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聞き書き、抜き書き、落書き 江戸時代の情報化 ( 浮世絵 ミステリーゾーン 高橋 克彦)
戸時代、中央の情報は地方にまで行き渡っていた。それは参勤交代制のお陰殿様に従って地方の政治、文化の指導者が大挙、当時の日本文化の中心江戸へ移住する。 現代でいえば、県庁の勤務する半数の役人が知事や市長に従って東京に2年間転勤するみたいなもの。 任期を終えて国元に戻るとき彼らの脳裏には江戸に集まっている文化情報が詰め込まれ地方に伝搬された。 文化情報に関しては中央、地方の較差はほとんどなく、江戸時代はまさに地方の時代だったともいえる。 創業者の経営信条 除虫剤の「金鳥」(きんちょう)<黄金の鶏>は創業者が自分の経営信条を社名にした会社 創業者の上山英一郎が戦国策(中国戦国時代の史書、縦横家"策士"の説いた策略を国別に集めたもの)の 蘇秦列伝(中国 戦国時代の縦横家)にある 「鶏口となるも牛後となるなかれ」(大きな集団の尻に付いているよりは、小さな集団でもよいからその頭になれ)からとった。 商品の品質、信用、経営など、どの方面からみても常に業界の"トップメーカー"として立つという自負のもとに社のシンボルとした。 除害、省事 「一利を興すには一害を除くにしかず、一事を生かすは一事を省くにしかず」 〜利益を上げるには新しいことをやるより、阻害要因を切った方がいい。新しい事業をやるには古い事業を整理して余裕を生み出し、その経営資源を転換し徒な組織膨張を防ぐべきだ〜 元の名宰相、"耶律楚材"の名言。ジンギス汗に仕え、拡大、膨張する一方の帝国の財政を建て直し、後の発展の基盤を作り上げた人。 マイナス情報を集める "いかなる賢者も3年でばかになる"中国の諺、だれでも自分にとって嫌な情報は聞きたくない。権力者ほどそうである。都合のいい情報ばかり聞かされ、悪い情報、(その中には会社の盛衰を左右するような重大な情報が含まれる)は報告されないで、気がつけば裸の王様になり果て、倒産の憂き目を見る。 ある会社のワンマン社長、役員の一人が意見を述べ始めると、"キミ私語は慎みたまえ"と遮る。そしてボヤク"うちの社員連中はイエスマンばかり、最近は部下に賛成されると不安になる" ある中小企業の社長は"悪い情報は、俺に真っ先にもってこい"を社内に周知徹底し、悪いことをすぐ部下が言ってくる組織風土をつくった。今、着実に大企業の道を歩いている。 マイナス情報を聞く度量と、聴き上手になること。外部に直言してくれるパーソナル.アドバイザーをもつこと。これが"3年ばか"にならない処方箋。 唐の太宗"李世民"ほど部下の言葉を聴き、"マイナス情報"を重視した皇帝はいない。 "内部の人間は権力者になかなか本当のことを言う勇気がない"という人間心理を読みきった上で、直言が自由に出来るよう『諫議大夫』という職制を作っり、仮に、トップが諫言に激怒しても、そのものに危険が及ばないようにした。 直言に対して安全保障まで考え、聴くべき事は聴くという態度にマイナス情報重視の神髄がある。 のびる経営者は素直、自分を変えようとする内省心が強い。しかし人間の悲しさ、年月とともに謙虚さを失い、傲慢になってくる。常に、よきブレーンを持ち衆知を集める努力が必要。 < ききみみずく >
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