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『国を滅ぼす百薬の長』 A 「確かに、酒一杯は百薬の長だがね。しかし百薬の長といったばっかりに滅ぼされた国があるよ」 B 「へー初耳だな」 A 「中国の新・の王莽という奴知っているか」 B 「確か前漢の皇帝を毒殺して簒奪、新を創ったな、短かったけれど」 A 「15年で滅亡した。急激な復古主義政策のため人民の不満を招いたが、直接の原因は税金の取りすぎ、新たな復興財源に、国に必要不可欠だとして"鉄""塩"の専売制をとった。実施の詔勅の中に"それ鉄は田園の本""塩は食肴の将"理屈をつけ、それでも足らず庶民の楽しみの酒までを"酒は百薬の長、嘉会の好"として専売にした。すぐ反乱が起こり滅亡した」 B 「重税か!今の日本に似ているな、"酒は百薬の長"とはあまり良くない表現なのか」 A.「いや飲み過ぎなければ百薬の長だよ、茶道の利久は自分の酒盃に"一杯は人、 酒を飲み、二杯は酒、 酒を飲み、三杯は酒、 人を飲む"と銘を刻んでいたそうだ。さて、そろそろお開きにするか。仕上げはお茶漬けだな」 < ききみみずく >
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