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聞き書き、抜き書き、落書き まぐろ 河岸の符丁、シビ=死人 江戸時代、冷凍技術が発達していなかった時、鮪は筵にくるんで大八車に乗せ、水をかけながら運んだ。その姿は、鮪の腹が膨れ、水死した土左衛門のように見えたので、死人をもじって"シビ"と呼ばれるようになった。 鮪を焼いて食うと死んだ人の味がするといって、貧乏人しか食べなかった。 トロの語源 大正時代の初め、三井物産の社員達が、近くのすし屋で当時は見向きもされなかった鮪の脂身のところを"段だらシモフリ"と呼んで賞味していた。 そのうち、呼びにくいので、何か良い符丁を作ろうとなった。口の中に入れると"トロット"するとかろから"トロ"と呼ばれるようになった。駄洒落。 般若湯 仏教用語、酒のこと。語源は、酒を飲むと狂騒、興奮状態になり、般若面のような顔つきになるところからきたとされるが。元々は梵語の"パンニャ(智慧)"を意味する。酒は少量なら心身を爽快にし,感覚を昂揚させ、鋭くし、智慧を湧出させる作用があり、仏教の儀式などで"智水(智慧=般若の泉)"と呼ばれて用いられていたことによる。 沢庵 "沢庵"は大根のぬか漬け、"たくわえ漬け"がなまったもの。平安時代にすでに存在し、江戸時代の有名な禅僧「沢庵和尚」が発明したのはではない。 漬け物は、一般に、江戸では、職人や人夫など、肉体労働者が多いので、塩辛く、上方では頭脳労働者が多い商業都市なので塩分が少ない薄味が好まれていた。 京言葉「うま手」 味付けのうまい人を指す。味付けは舌の感覚に左右されるから、"うま舌"といっても良いのに、何故「手」なのか? 解剖学者に言わせると、「掌」に直接味付けに作用する器官があるらしい。その器官は"マイネル小体"と呼ばれ(解剖学者"マイネルが発見)掌の下方と指の先端に分布し、平均108個、そこから目に見えない微分子体(酵素を含んだ酵気)が噴出しており、その作用が味付けに関係するという。 この酵素は唾液の中の酵素と同じく、澱粉を麦芽糖からブドー糖にまで分解して、水飴状や甘酒状にする働きがあり、ご飯の旨みを増す。 "お握り"や"握りすし"は直接、掌で握るので旨いはずだが、近頃は機械で握ったり、衛生上、ご飯をラップで包んで握ったりしているので、"握り"本来の旨みは損なわれている。 またこの酵素は体の生活機能の円滑化や健康維持に調節的役割を果たしている。 "手当"という言葉がある。医者も薬もなかった大昔、この酵素を噴出している掌を当て病気を治していた。文字通り"手当がよかったので病気が早く治った"ということである。 握手するという行為もお互いの酵素を補給しあうことで、親しみと好意を表明するためともいえよう。 猫や犬など4足の動物は掌がないので舌から酵素が噴出しているらしい。子供を育てるとき、暇さえあれば嘗めて健康の調節をしている。自分の傷も嘗めて治す。 つぶやき これでいうならいうなら"キッス"などは人間が未だ猿で前足が手にまで発達していなかった時代の"野獣的"?行為の名残だな。 < ききみみずく >
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