大村湾一周ウルトラマラソン コースガイド(モドキ)
千葉市 星川信貴(hoshi411@d4.dion.ne.jp)
2000年、2001年大会と連続して参加している星川信貴(千葉市)です。
次回参加される方あるいは参加を検討されている方々のためのコースガイド(モドキ)を作成しました。次回以降の大会に向けて参加の検討をされている方々の一助にでもなれば幸いです。
残念ながら、我が家のパソコンにはデジカメもアクロバットリーダも整備されていないため、つたない文章のみの提供となりましたが、そこはそこ、心の眼でコースの雰囲気を観じとって下さい。
なお、次回の大会にコースの変更を検討する旨の発表が主催者からありましたことから、このコースガイドがお役に立たなくなる場合もありますので、今後の主催者からの発表に注意をしましょう。
さて、既にご承知のとおり本大会は距離160キロ、制限時間24時間の大会です。
大会といっても、成績の順位付けはありません。大会終了後に全員の記録を記載したペーパが配布されますので、どうしても気になる人は自分でランキングして下さい。参加者も順位を気にする人はあまりいないようです。とにかく完踏すること、そしてランを楽しむための大会であると認識して参加しましょう。
完踏することを目的とする大会ですから、24時間での完踏が心配な方はアーリースタート(先行出発)が可能となります。通常20:00スタートですが、自信の無い方や途中に観光を楽しみたい方は12:00か16:00のスタート時間を選定してください。
(スタート時間が違っても、ゴール門限は翌日の20:00です。)
昨年(01年)の大会では12:00、16:00、20:00での各スタート時間における人数はほぼ同数でした。
走行の多くは夜道となりますので、安全のためリュックや帽子に、赤の点滅灯(正式名称は判りません)を必ず装着するようにしましょう。選手の点滅灯が前方向に見えていると、後続のランナーに対して安心感を与えるという効果もありますので、安全対策という目的の他に、後方選手への思いやりのためにも是非装着しましょう。
さてコースですが、佐賀県嬉野温泉をスタート・ゴールとして大村湾を時計と逆回りに1周するのものです。
途中、ハウステンボス、長崎平和公園等々、観光地域を数々廻りますが、通過時間が深夜になることもありますので観光を優先したい方は早い時間のスタートを選びましょう。
私は、20:00スタートしか経験がありませんので、説明の中で実際に参加される皆様と時間帯がずれる部分が生じると思いますがご了承ください。また途中に記載されている距離は地図を観ながら推計した概ねの数字(だから5キロ単位)です。(次回参加した時にもう少し精度を上げますので、ご了承下さい。)
○スタート地点
観光地「嬉野温泉」といえども2月の夜8時では、さすがに人通りはまばらです。
宿泊場所である「一休荘」前からゆっくりとスタートします。
約500メートルで国道34号線に合流します。ここのコースは殆どが国道上を走行するよう設定されていますので、迷うことは少ないと思います。(それでも地図は必ず携帯しましょう)
すぐに小手調べのアップダウンが待ちかまえております。まずは佐賀県と長崎県の県境まで続く長い登り坂をクリアしなければなりません。登り切った後は大村湾に向かってゆっくり下りになります。ついスピードを出し過ぎてしまいがちですが、先はまだまだ長いのでゆっくり行きましょう。
翌日にゴールするためにはこの10キロ程の峠を戻って来なければなりませんので、勾配の程度や距離感をよく覚えておきましょう。
まだスタートしたばかりなので全員平気な顔で最初の峠をクリアしていますが、帰りには歩き続けるくことすら辛い坂道に変化しますので楽しみにしておいて下さい。
○東彼杵(「ひがしそのぎ」と読みます。)
ここから国道34号線とお別れし、今度は国道205号線を佐世保方面に走ることになります。(スタッフの方が待機しており、曲がり角を指示してくれます)
ここからハウステンボスまで約20キロの行程です。
大会の名称のとおり、大村湾を観ながら(暗くてよく見えないが)走ることができますが、いつの間にかアップダウンの多い坂道コースに様変わりします。
とても海沿いの道とは思えないほどで、小さな峠を何度か越えなければなりません。
○ハウステンボス
いくつかの峠を越えたところで、コースの左側にライトアップされた綺麗なホテルが見えてきます。やっとハウステンボスまできたな。ということが判るはずです。この建物はハウステンボスJR全日空ホテルです。(残念ですが、ハウステンボス内のオフィシャルホテルは観ることができません)。
ホテルの横に明るい駅が見えてきます。ここがJRハウステンボス駅です。道路の右側を走っている人は、そろそろ左側に移動して下さい。
駅を通過してすぐにコンビニがあり(この前にスタッフの方が待機しており、次の曲がり角を指示してくれます)、その少し先を左折して大きな橋(針尾橋)を渡ります。(国道から左にそれることになります。)
この辺りを20:00に通過するとハウステンボスから打ち上げられる花火を鑑賞できるそうです。(花火の打ち上げ時間は5〜10分程度)
橋を渡ってすぐに右折します。(左はハウステンボスの入り口だよ)
道幅の広い立派な道路を走ってまもなく、お待ちかねの移動エイドがあります。
ここで、暖かい飲み物を頂きましょう。(深夜の走行は思っている以上に体が冷えているものです)
○国道202号線
暖かい飲み物の提供に感謝のお礼を告げたら出発です。まもなくT路地となりますのでここを左折します。ここから国道202号線となります。つぎの目標は10キロ先の西海橋です。
国道とはいえ、深夜のせいか車の数も少なく、ちょっと寂しい気がする道です。できたら数人で行動された方が気が紛れて良いと思います。また深夜になりかなり冷え込んできますので、防寒にも充分気を使いましょう。(汗ばまない程度、寒くない程度のペースで走るのが完走の秘訣です。)
○西海橋
間もなく、とてつもなく大きな立派な橋を通過することになります。橋には歩道が整備されており、かつ途中数カ所にバルコニー様の渦潮観察場所が整備されております。
ここが西海橋です。この観測場所から橋の下を観る(進行方向左側)と、月に写された渦潮がくっきりと見えとても綺麗でした。(来年(02年)は新月のため月明かりはありませんが、ライトアップはされていますよ。)
(一言知識)
大村湾は閉鎖系の海域で、わずか数100メートル程度の開口部でしか外海と通じていないのです。その場所が西海橋なのです。そのため潮の干満による海水の出入りがここに集中してしまうため、見事な渦潮が観られるのです。)
西海橋を渡り終えると「西海公園」という大きな公園があります。トイレも自動販売機も整備されており、休憩場所として適しています。昼間でしたら観光客が大勢いるのでしょうが今は誰もいません。
次は、約10キロ先のオランダ村を目指します。
公園を後にして暫く進むと、国道206号線との分岐点があります。(202号線と間違わないでね)ここを左側に進むことになります。
○国道206号線
長崎市までは国道206号線を通っていくことになりますので、まず道に迷うことはないと思います。
始めのうちは道を下りますが、すぐに波の静かな入り江沿いの道となります。
暫くは海を眺めながら走ることができます。6〜7キロほどありましょうか、起伏もさほどなくとても走りやすい道です。
前方の小高い丘の上にナトリュームランプで明るい場所を見つけたら、そこがオランダ村のある場所です。ここを目印にして進みましょう。登りになりますが目印があるだけに苦にはならないはずですよ。
○オランダ村・バイオパーク
入り江とお別れして長い長い坂を上り終えると、オランダ村の看板や駐車場が走行中に次々と発見できます。また、歩道にガス灯をイメージしたような上品な街路灯が灯っております。街路灯は明る過ぎず暗過ぎず、独特の雰囲気を醸し出しており、私が気に入っている場所でもあります。(オランダの夜って、こんな感じかな?)しかも歩道も整備されているので走りやすくとっても良いコースです。オランダ村から2キロほど進むとバイオパークの入り口となります。(移動エイドがあるかも)
残念ながら、オランダ村もバイオパークもコースからは何も見えませんので、詳細はガイドブック等で調べてね。
○火龍(ひこも)公民館へ向けて
バイオパークを過ぎた後は、全コースの中間点である時津町へ向かいます。距離は30キロと途方もなく長い道のりですが辛抱して進みましょう。暗い夜道の中に幾つものきつい登り下りが待ちかまえています。さらに、今までがんばってきたことによる疲れと、夜間の寒さが確実に効いている頃であり、つい弱音が出てしまいそうです。門限までの時間はまだ充分にあるはずです。焦らず気長に参りましょう。
○火龍(ひこも)公民館
時津町に入ると間もなく進行方向左側に公民館があります。スタッフの方が道端に控えており、道案内をしてくれます。
ここは唯一の施設エイドです。昨年までは移動エイドでしたが、主催者のお力添えにより確保して頂いたものです。(次回以降も確保できるかどうかは、ランナーの皆様のマナーも影響すると思いますので、感謝しながら利用しましょう。)
館内に入ると、暖かいストーブが待っています。先発隊の何人かのランナーが気持ち良さそうに仮眠しています。そして暖かいうどんも準備されています。ああ、まさに天国です。でも、気をつけましょう。こんな雰囲気がリタイヤの誘惑の1つとなりますので。
(参考)ここのトイレは「ぼっとん便所(汲取式)」です。最近は珍しくなったので、是非1度は経験してみましょう。臭いけど、懐かしい。そんな感じです。
(ここでしゃがむ事ができるかどうか確認しましょう。しゃがめるなら、まだまだがんばれますよ。走れますよ。)
休養と食事をとったら、長崎まで10キロちょっと!!頑張ろう。暖まった体には外の寒気は辛いので防寒の装備を万全にしてから出発しましょう。
時津町の中心街を抜けて行くと次第に街が開けてきます。「長崎まで10キロ」の標識も確認できるはずです。街中ですので、自販機とコンビニも十分過ぎるほどあります。 JR浦上駅を通過したら、後5キロほどで長崎駅です。頑張ろう!!
○平和公園前
進行方向左側を渡っていると途中に「平和公園は左」の標識があります。標識のそばには階段がありこれを上ればまもなく公園ですが、階段の左側の坂道を行っても行けます。 公園の中には、あの平和記念像がで〜んと控えております。数年前に化粧しなおしたばかりでとても綺麗です。時間に余裕があれば是非立ち寄ってみましょう。
(のんびり1日中、走っていられるのも平和の証拠。ああ。感謝!!)
○長崎駅
長崎駅前から路面電車が2方向に分かれますので左側へ線路沿いに進みます。路面電車の分岐点には牛丼の「吉野や」があります。先の火龍公民館が利用できなかった時にはここで食事する方が多かったのです。おなかの空いた方は是非どうぞ。
長崎駅から徐々に長崎市特有の坂道が続きます。暫く行くと路面電車が右折しながらトンネルを潜るところ(長崎市役所付近)がありますが、人間は通れませんので電車を右に観ながらそのまま進みます。道路標識に国道34号線」「諫早方面」がありますので、これを頼りに進みます。諫早までは約20キロです。
○国道34号線
いよいよ国道34号線です。先程別れた路面電車が再び登場します。相変わらすの上り坂が続きます。途中から交通量の少ない旧道(進行方向右折)に入りますが登り坂は益々厳しくなります。バイパスより交通量は少ないですが、それでもバスやトラックが往来しておりますので気をつけて進みましょう。 坂を登り切ったところにトンネルがあります。約1キロほどのトンネルを抜けると、今度は下りとなります。この下りは結構きついので足を痛めないよう慎重に下りましょう。
下り終えると左側に海が見えてきます。ここに長崎水族館があります。丁度、海が東側になるので、時間帯によっては日の出を観ながら走ることができますよ。ただし日の出は海上からではなく対岸の山から昇りますけれど。
○諫早市に向けて
海に見が見えたら「諫早左折」の道路標識を見逃さないようにしましょう。この付近から国道34号線は左折するのですが、左折する国道43号線より直進する道の方が幅広なので見逃しやすいようです。左折箇所は水族館から1キロも離れていませんので、地図を確認しながら進みましょう。
諫早市までは10キロあります。国道に沿って町並みが形成されているので、自販機やコンビニには困ることはないでしょう。
途中、長崎自動車道路の多良見IC、諫早ICの付近では、横断地下道(横断歩道の逆で地下通路による横断)を通過することになります。ここは階段になっているので重い足には結構応えます。
○諫早市
諫早ICを越えてから、ちょっと間違えやすいコースとなりますので注意が必要です。
スタート前に主催者からも説明があると思いますが次の2地点について注意しましょう。
@まず、諫早IC付近を越えたら進行方向の右側の歩道を走るようにしましょう。途中に国道34号線と国道57号線の分岐がありますが、コースは国道57号線方面に変わります。左側の歩道は34号線へと続いており、そのまま進むと57号線側に渡るのが大変となりますので早めに右側に渡ります。なお国道34号線とは何れ合流しますが、コースは一時期34号線を離れることになります。
A暫く行くと国道57号線と国道207号線の分岐点(歩道橋がある)があります。今度は207号線を進むことになります。207号線は左側になりますので右側を進んで来た我々は歩道橋を利用して左側に移動することになります。207号線の左側にはJRの線路が併走しておりますので確かめましょう。
あとは道なりに進むことによりゴールに到着します。
○大村市
先程の分岐点から15キロ程で再び大村湾の登場となる訳ですが、そこまでの途中に大きな峠が待ちかまえています。きつい坂ではないのですが、疲れた体に辛い仕事をさせなければなりません。峠の途中にアイスクリーム(棒つき)の自販機がありました。(地名は知りません) 私はこれを舐めながら峠を歩くのを楽しんでいます。
海が見えたら一安心です。タイミングが良ければ、長崎空港に離着陸する飛行機が見えるでしょう。
あとは海岸沿いの街中を東彼杵までの25キロを進む平坦なコースとなります。街中なので交差点ごとに信号待ちを余儀なくされますが、この頃になると適度な休憩タイミングとなり信号待ちも嬉しいものです。
○東彼杵
ついに大村湾を一周したことになります。あとはゴールである「嬉野温泉」に戻るだけです。昨日は元気に下ってきたこの坂を上ることは、150キロを走破してきた足には辛いでしょうけれどもう少しの辛抱です。焦らずじっくりと行きましょう。
ゴール時には、スタッフの方が記念写真を撮ってくれますので、ゴール時の姿のイメージをそろそろ考えておきましょう。
○嬉野温泉
ゴールです。本当にご苦労さま。スタッフ、サポート隊の皆様有り難うございました。 そして、自分自身の体と忍耐力にご苦労様と労いましょう。