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(平成11年11月21日開催)
平成11年11月21日、5時起床。宿で用意してくれた握り飯で朝食を取り6時に二台の車に分乗して、スタート地点の海の家(湖西市入出)に向かう。
前日の17時までに、萩田さんが世話してくれた民宿「楽書荘」(三ヶ日町)に入って、18時から会食ということになっていたので、19日からの天竜川駆け歩きは、天竜峡で打ち切り、JR飯田線、JRバス、私鉄天竜浜名湖線を乗り継ぎ、尾奈駅で下車、楽書荘まで4km前後と見て走った。
初めてみる浜名湖(猪鼻湖)の風物に見とれ瀬戸橋の側の猪鼻神社に寄って写真を撮ったり、ハマナコスタ港から海岸線に沿って、奥浜名湖自然歩道を通って、浜名湖唯一の礫島に沈む夕日を撮影したりして、楽書荘に着いたのは17時丁度であった。
宿には、すでに巨人軍団の斉藤さんたちが到着していた。
18時に集合したのは9人(写真左上から、山田、菊地、斉藤、今井、太田、左下から西野、見野、板木、金沢(敬称略))であった。
ゴール地点の海の家にはすでに千田さんや金子さんが到着していた。参加者名簿に記載されている32人のうち11人は顔馴染みであった。
ぐるっと「浜名湖一周マラニック」と大書された垂れ幕をバックに全員で記念撮影の後、7時丁度にスタートする。
総勢33人が威勢よく飛び出す。天気晴朗、風はないがやや冷える。まあ絶好のマラニック日和といえる。
昨年の試走会に参加した人たちを先頭に走っていたが、鷲津の駅辺りで少しもたついた。一周約80キロを確保するためにできるだけ海岸線をコースにしている。8キロ〜9キロの直線コースで早くも草臥れてきた。ややテンポを落としたら皆から追い抜かれて、最後尾になってしまった。
今回は最初から完走は諦めて、調子がよかったら館山寺港から船に乗り56キロコースを走る、調子がでない時は浜名湖大橋を渡って最短コースを走ることを考えていた。
10キロ過ぎて吊り橋の支柱が見えた。格好いい橋だ。前を走っていた女性2人連れに声を掛けて、モデルになってもらい写真を撮る。大きな弧を描いた橋の向こう側にスタッフがカメラを構えている。先の2人に追いついて3人一緒に写してもらう。
突き当たって左折、競艇場をぐるっと回って海岸線を走る。この辺りからスピードが鈍り一人ぼっちになる。
浜名湖に目をやれば、かなり沖合の方まで人影が腰まで浸かって釣りでもしているのだろうか。小舟もあちこちに浮かんでいる。近くで船を操っている人に「なにやってるんですか」と問えば「あさり貝をとってるんや」とのこと。浜名湖であさり貝が採れるんだ、と認識を新たにした。
弁天島で通りすがりの人に尋ねたら浜名湖大橋は有料道路になっているが歩行者は無料で渡れるとのこと。正規のコースから外れて浜名湖大橋を渡れば約20キロをワープすることになる。
明月橋を渡ってコースから外れる。真四角な島、渚園は野球やサッカーの競技場があり遊園地でもあるようだ。竹村六蔵の歌碑があった。湖の中には竹の棒が立てられているが海苔の養殖場らしい。風が強くなってきた。中之島橋を渡り浜名湖大橋を渡っているとバイクの爆音が響き10台の一団が通りぎて行った。
振り返ると浜名湖大橋が長く右に続いてファインダーに入りきれない。
浜名湖の東側をに北から大きく張り出した半島の南端を西に向かうと、民宿の釣り舟屋があり、そこから半島の西岸を北上する。42キロ地点。
海水浴場の海の家が並んでおり、ウインドサーフィンを楽しむ連中が準備をしている。便意を催したのでトイレに行ったが、みんな鍵がかかっており使用できない。我慢しながら走っていると公衆トイレがあったのでなんとか用を足すことができた。
自転車道を走る。本浜名湖(こんな言い方があるのかどうか知らないが)は風が強くウインドサーフィンを楽しんでいる人もいる。
自転車道を歩いて来るグループがある。静岡新聞社主催の浜名湖一周ウオークラリーで、昨日、浜名湖競艇場近くの新居町駅をスタートし昨夜は館山寺に泊まったとのことであった。逐次スタートしたのだろーか一行は三々五々、延々と続いている。
47キロ過ぎで自動車道は半島のやや内側に入り、自転車道は波打ち際に平行している。正規のコースは自動車道になっていたが、うっかり自転車道に入ってしまった。ラリーの人たちはまだまだ続いている。次第に風が強くなり湖面はかなり荒れて飛沫が自転車道を濡らしている。
加茂真淵の歌碑がたっている。
「遠つあうみ あらら浜松 本ごとに よる波みつつ 涼みとるかも」
対岸にはヨットの白い帆が並んでいる。やがて大きな観覧車が見えてきた。館山寺だ。
11時半、館山寺港に到着。ハマナ・コスタ港行きは出たばかりで次は13時10分の出港。時間はたっぷりある。
何はともあれ、昼食だ。浜松名物うなぎ丼を食べたい。数件の食堂を覗いたが、どこも1,200円になっている。協定でもしているのだろうか。船乗り場の2階の食堂に入る。団体客が多いのだろう。大広間がいくつかあり、準備中であったが、船着場が見えるところに席をとってくれた。
30キロを4時間半、ちょっとのんびりし過ぎたかな!ビールで喉を潤しうなぎ丼で空腹を満たす。うなぎもたっぷりと乗っており、味も最高だった。
岬の中腹にある館山寺に詣でる。「浜名湖岸新四国八十八ケ所霊場 第二十七番札所 曹洞宗館山寺参道」の道標がある石段を登る。境内には近代的な顔をした大きな菩薩像が聳えていた。
北側に回ると赤い線になった浜名湖橋が見え奥に引佐細江が開けている。浜名湖橋は高速自動車道で人は通れない。この橋が渡れると10キロくらいの短縮になるので走りたかったのだが・・・・
近くに愛宕神社があった。お寺とお宮が近くにあったり、同じ境内にあったりするのは日本的特徴?である。岩場に降りると数人の釣り人が太公望を決め込んでいた。
1時過ぎに船乗り場に行くと、高沢さんがいるではないか。全然弱った様子はないが、50キロを目標の時間で走れたから十分、ここで船に乗るという。もう独り男性がいる。初めての人。自己紹介して鶸田(ひわだ)さんと判る。
船に乗り込むとき、呼び声に振り向くと、高橋カメラマンがカメラを構えていた。
風は強いが、太陽が当たるところは暖かい。2階に上がって風物を楽しむ。沖合には白い帆のヨットが浮いており、近くには水鳥が波に身をまかせて漂っている長閑な風景。
昨夜宿泊した「楽書荘」のある岬の先に浜名湖で唯一の自然島、礫島が見える。昨夕、島の側に夕日が沈む時に通り合わせたが素晴らしい光景だった。
船は35分でハマナ・コスタ港に着いた。ゴールの海の家まで6キロ強。
猪鼻瀬戸に掛けられた赤い橋を、バックに写真を撮りあう。北側には昨日立ち寄った猪鼻神社が格好いい姿を見せている。この辺りから鶸田さんが、抜け出す。しばらくすると高沢さんが遅れだした。1人のんびりと写真を撮ったりしながら走ったり歩いたり物見遊山気分。
残り2キロ辺りだったか、高沢さんに追いつかれた。高沢さんとは、昭和63年の九州横断マラソンで初めて会い、平成6年末から7年の初めにかけて開催された東海道53次やさくら道でも一緒ですっかり顔なじみになっている。その彼女がパソコンを始めたという話には少々驚いた。パソコンには最も遠いところにいるように思っていた(特に理由はないが、何となく)ので・・・・ ”みのむしの「東西南北駆けある記」”の話などしている間にゴールに到着した。14時56分。
海の家では、ボランティアの女性たちがパーティの準備をしていた。風呂が沸いているというので入ったが洗い場は狭いが、湯船は銭湯並みの大きさ。おまけに全面泡が立っている。これまた驚きであった。
萩田さん提供のワインを頂きながら皆のゴールインを待つ。次の船、その次の船に乗った人たちが到着。
夕日が沈みかけた頃、ショートコースを走った人たちでパーティが始まる。
たばら蟹、魚、イカ、肉、野菜等を、萩田さんの友人で海の家の所有者でもある人が大きな鉄板で焼いてくれる。中でもうなぎの白焼き、これはたれを付けずに焼いて塩で食べる。あっさりとして仲々のものであった。
宴もたけなわになった20時59分、フルコースの一着が到着。ゼッケンナンバー13番の今井さん。巨人軍団がやりました。続いて26番の佐野さん。以下10数人がフルコースを完走してゴールイン。パーティは益々盛り上がる。21時18分ラストランナーの菊地さんがゴールイン。
かくて、無事に「ぐるっと浜名湖一周マラニック」は終了した。
呼びかけ人の萩田さん、コースの下見や、資料作成、海の家の確保、宿の手配等々、お世話さまでした。
マラニックに参加された、皆さん本当にお疲れさま。また、海の家を提供して頂いた萩田さんの友人、ボランティアで、加勢に来て頂いた方々と世話になりました。本当に有り難うございました。
ポイント、ポイントで写真を撮って下さった高橋さん、いい記念になります。(このホームページにも何枚か使わせてもらいました)
またどこかの大会でお会いできることを楽しみにしております。
追記:浜名湖の太平洋側には旧東海道があり、新居関所跡、新居関所渡し、舞阪宿跡、脇本陣、今坂渡しなどの史跡が多い。
湖の北部には、東海道の脇道としての姫街道があり、気賀関所跡、引佐峠、1里塚、代官屋敷跡など見るべき史跡が多い。
昭和63年の暮れからの「東海道五十三次遠足」 に参加した折り、この姫街道を走った。"ぐるっと浜名湖一周マラニック"では、湖の西側の湖西市入出の海の家をスタートして、新居町、舞阪町、雄踏町、浜松市、細江町、三ヶ日町と7つの市町を駆け抜けた。(ただし小生は、ショートコースを取ったので、雄踏町と細江町は通ってない)
7つの市町については改めてページを作成したい。7つの市町の観光案内を取り揃えてくれた萩田さんに、感謝して "ぐるっと浜名湖一周マラニック" のページを終る。