97さくら道270km
夜の帳が下り星が2つ3つ輝きだすに従って冷えてきた。
リュックを下ろし支度をする。懐中電灯に電池を入れ、点滅灯をバンドに取り付け、ウ
インドーブレーカーを着込み、手袋をしてリュックを担ぎ、反射テープを肩にかけたりし
ている間に本田さん他数人が追い越して行った。下は短パンのまま。
長尾さん達は姿も見えなくなっていた。
再び長尾さん達に追いついたときには、連れの福井さんが足を痛めて走れなくなって歩
きに移っていた。
晴天だが、長良川沿いの民家の灯が明るくて星が少ない。
ヘール・ボッブ彗星はどこだろうと探すと、あった。久しぶりの彗星である。
左手の山の上にぼーっと光っている。尾が真上より西寄りに傾いている。
連れ立って走っていた人達に知らせる。ヘール・ボップ彗星を初めて見たと言う人もい
て、とても感謝された。
山の端に見え隠れする彗星をお供にウルトラマラソンとは乙なものだね。
加藤ひろみさん達のエイドでは、既に彗星を楽しんでいた。
ここから、浅井さん、有馬さん、水野さんと連れになる。
77番が足を痛めて休んでいた。ここで歩けなくなったら大変である。せめて郡上八幡
まで行かないと・・・
郡上八幡のオートレストランに着いたのは○○時○○分。大勢いるものと期待していた
ら1人しかいなかった。
それぞれ、うどんやラーメンを食べ、シューズを脱いで足の裏にバンテリンを塗る。
水野さんが先に出て、浅井さんと2人で後を追う。直進しようとしたら「右ですよ」と
注意される。あれゃあ、おとどしも昨年も直進したのに間違いだったとは。
正式のコースの方がやや近道になっている。