LASDEC海外研修 カナダ・アメリカ編

◆◆ LASDEC海外研修(カナダ・アメリカ) ◆◆

カナダ編
◆カナディアン・ロッキー大雪原◆

・14日朝 バンフの夜明け 鹿と出会う
 6時モーニングコール、7時に食事、8時バンフ国立公園観光に出発の予定。
 4時半に目覚ましで起きる。中島氏と5時にロビーで待ち合わせる約束であった。
 5時まで待って、1人で出発する。
 中島氏と一緒なら、モーニングコールまで1時間あるので、大陸横断鉄道まで直進して そこで右に曲がって町の一番外側のTunnel Mountain Drive を南下、ボー川に沿って昨夕 渡った橋のところでバンフ・アベニューに戻り、ホテルに帰ると大体10キロあると予定 してしたのだが。
 バンフ・アベニューを、昨日とは反対の方向に走る。森の中の大通り、所々にインやモ ーテルがある。昨夜、雨が降ったのか水溜まりがあるが、薄い氷が張っている。零度以下 である。満月がオリオン座の肩にとまっている。両側は大きな樹林でよく見えない。左に 折れて大陸横断鉄道を越えたところで17分を経過している。
 中島氏との約束は5時半だったかも知れないと急いで引き返す。  5時35分、ホテルに戻りロビーを確認したが中島氏は見当たらない。部屋のドアを叩 いてみたが応答がない。
 今度は、バンフ・アベニューを下り教会の角を左折、突き当たってJulien Road を南下 する。街灯はなく月明かりが頼りだが、両側の樹木が覆っていて暗い。
 緩やかな坂を登っていると道の真ん中に何かが動いている。静かに近づいて見ると大き な鹿である。今は発情期で、ときには人を間違えて追っ掛けてくることもあるという。抜 き足差し足で通り過ぎる。
 左に建物があり庭に角の生えた鹿がいた。宮島にいる日本鹿とはスケールが違う。太っ ていて迫力がある。
 遠方に小さな明かりが沢山見えてきた。別の町かと思ったが、ボー川の対岸にある古代 の城を思わせるようなバンフ・スプリング・ホテルとその別館のようである。
 川の流れの音が激しくなったところは、ボー滝だったのだろう。暗くてよく見えないの が残念である。そろそろ、橋に着いてもいい頃なのに何だか様子がおかしい。四つ角で通 りがかりの車に尋ねたら、バンフ・アベニューは左だという。またも道を間違えた。間違 えるところもない、分かりやすい町なのに。
 教会の屋根が見えて安心する。6時5分、ホテルに帰り着く。
 正味61分。9キロ一寸か。
 朝食はホテルの食堂でバイキング形式の食事。
 中島氏は、5時過ぎにロビーにでたが、誰もいなかったので1人で走ったとのこと。

・14日 カナディアン・ロッキー観光
 8時5分、出発。厚い雲に覆われて今にも降りそうな気配である。『女心と秋の空』で ある。
 今日のガイドも阿具根さん。カナダ横断5000キロを自転車で51日かけて走破した という威勢のいい若者で、ガイドはアルバイトだという。
 バンフの標高は1380m、1400mから2100mを登ったり下ったりしながら1 82キロを往復する。
 右にボーミュー連山が見える。鋸の刃のようにとがった山が並んでいるところから、こ う呼ばれている。
 数日前に、案内したときは雪はなかったので、ここ3、4日で降った新雪である。  から松、とど松、えぞ松、もみなどが多い。マッチ棒のような木は松の一種。カナダの 松は真っ直ぐなのが多い。
 展望台に駐車して雄大な自然を楽しむ。
 正面にキャスル山が朝日を受けて紅く染まっている。息を飲む素晴らしさである。望遠 でカメラに収める。西洋の城に似ているので、その名がある。右にのこぎり山、左には何 処からでも見えるというパイロット山がある。
 左手にストム・マウンティン(嵐の山)が聳えている。この山に雲がかかっていなけれ ば、天気は保証されるという。今日1日は晴天に恵まれそうだ。
 8時57分、トランス・カナダ・ハイウエイに別れを告げて93号線に入る。
 所々に、チェーン、ローソク、毛布を持っているかという注意書きした看板が出てい る。冬山ではローソク1本あれば何時間も零度以上に保つことができるという。数10キ ロもガソリンスタンドがないのでガス欠になる車も多く、冷えた夜を車中で過ごすには、 ローソクは必需品である。警察が毎日パトロールを行って事故防止に努めている。
 この辺りは、かつて海だったところ。アンモナイトが出る。
 左のワピティク連山は、サーク地形といわれて、摺鉢の底のようにV型に削られてい る。氷河が削りとった跡だという。
 右のコロンビア連山はボロボロと崩れやすい地質。
 やがてボー山頂が左手に現れた。標高は2895m、道路は1850m。谷には氷河が 残っている。氷河とは、積雪が自重に押し潰されて氷になったもので厚さ30m以上のも のをいう。
 クロウフット氷河がある。山の斜面に見える、3本の氷河をカラスの足に見立てたもの だが、そのうちの1本はすでに消滅している。バスを降りて暫し眺め入る。ここでは、年 間を通して霜が降りないのは3週間程度、氷が解け出すのが6月末だという。
 ボー・レイクの側で停車するというので、ジョギングでバスを追うことにする。
 ロッキーの山々に囲まれて、20センチの新雪の上に新しい足跡を付けながら走る。す れ違う車から声援がある。約10分で停車したバスに追いつく。一行がカメラを構えたり 拍手をしたりして迎えてくれて、感動の一瞬であった。
 路肩に動物の足跡があった。ガイドは足跡からコヨーテらしいという。
 ボー・パス。昨日は天気が悪くここから引き返したというが、今日は天気に恵まれて大 丈夫であった。ボー・サミット(ボー峠)が開通したのは、今年は5月28日であった。 積雪が多くなると、また閉鎖される。
 10時、ペイト・レイクに到着。駐車場から雪を踏んで展望台に降りる。松林の中に、 紺碧の湖が現れた。左手上流の氷河から流れ出した水の色だという。雲が出てきたと思っ たら小雪がぱらついてきた。変わりやすい天気である。一面灰色の淋しさを帯びた風景に 変化する。

一つ前に戻る/ 目次に戻る/ 次に進む



東西南北駆けある記/  世界駆けある記/ マラソン大会/ ウルトラマラソン
気儘にジョギング/ 我らの仲間/ 福岡情報あれこれ

インターネット福岡/ 情報ふくおか/ 福岡県庁