ステージラン参加記(ステージ63)
◆8月19日(金)晴れたり曇ったり
ステージランの最後の日。走行距離は50.15マイル(80.2キロ)
昨日は、補給路が伸びてしまって充分なサポートが得られなかったので、今日はできる
だけ一緒に走るよう申し合わせていたら、サポート車を2台付けるという。1台は金井さ
んに1台は小生と阪本さんに。有り難いことだ。
5時、例のマラソンゲートからスタートする。
車2台でサポートすると聞いて安心したのか阪本さんが飛び出す。
カビカさんは相変わらずのんびりと歌を歌い、ダンテさんはウォーミングしている感じ
でゆっくりと走っている。
◆シューズの中に小石が入る
しばらく金井さんと並走していたが、少しづつ離される。
前を走っていたダンテさんが草むらに消えた。昨日もそうだった。
やがてダンテさんに抜かれ、カビカさんに抜かれして1人ぼっちとなる。
結構アップダウンが多いが、今日は割に元気がある。昨夜のステーキのせいか。
徳升さんに10時過ぎに食事をしたい旨伝えていたら、広々とした芝生の一角で用意し
て待っていてくれた。持参した真空パックを温めた御飯に、さけのふりかけを掛けて、実
に美味かった。少し残したら伊藤さんがお握りにしてくれた。
サランラップに御飯を乗せて握り込みラップで包んでお終い。お握りは掌に水を付けて握るものとばっかり思ってい
たので感心することしきり。
ランナーズの社長と下条編集長が車で応援にきてくれる。嬉しくなる。
日本とはちょっと違ったドライブインを写したり、瀟洒な住居を撮ったり異国の風物を
楽しむ。
疲れがひどくなるとシューズの中に小石が入るようになる。
29マイル付近でシューズを脱ぎ小石を出して足の裏にバンテリンを塗り込む。
エイドステーション15を通過(12時55分)した辺りでサポート車が来て
「佐藤さんは断突の1位、カビカさんは4位を断念し、42マイル地点から4人揃って
ゴールインすることになった。ゴールでレースランナー4人を出迎えるのだったらここで
切り上げて車で帰ろう。金井さんと阪本さんは先で待っているが・・・」という。
「自分達も出迎えに行くので、サポートに戻るのは3時過ぎかも知れない」ともいう。
「最後まで走るよ。ゆっくり行っておいで」と断る。
金井さん阪本さんもそういうに違いない。
◆最後のきつい坂
エイドステーション16を通過して賑やかな街に入ると日差しが強くなり電光掲示板は
14時21分、80度(摂氏27度)を示していた。
由緒ありげな変わった建物があちこちに点在している。古い街なんだろう。
大きなモリスタウン記念病院があって、近くでプラカードを持った2人連れの婦人と2
人連れの老人が、カメラを向けるとプラカードをこちらに向けてにっこり微笑んでくれ
た。プラカードには、「妊娠8週間後の赤ちゃんも親指をしゃぶったり、爪先を動かした
りします」「今日の中絶は明日の後悔」と書かれていた。
中絶を認める法案でも審議されているのかな。
賑やかな通りから閑静な住宅街に変わる。
広々とした芝生の奥にユニークな形をした教会があり遠くには古風な建物が目に付く。
下条編集長が、また応援に来てくれた。
凱旋門風の門があり大きな樹木に包まれた奥には何かの施設がありそうである。
大きな木立に挟まれた小川など、のどかな風物を楽しみながらもエイドステーション間
を31、2分と好調である。
エイドステーション23でサポート車が待っていて、伊藤さんがゴールまでの概略を説
明してくれた。ゴールの200m手前で金井さんと阪本さんが待っているので一緒にゴー
ルインするようにとのこと。
電卓を叩きながら「この分だとゴールインは18時19分頃になりますね」という。
最後のエイドステーション24を過ぎると大きな坂が現れた。これは計算外であった。
力尽きて途中から歩く。坂を登りきって右折すると今度は下りが続いている。
遠くに赤いパンツの金井さんを見つけてホッとする。
鉄道の駅前の商店街を駆け抜けてゆるやかな坂をのぼると阪本さんが待っていてくれ
た。金井さん、阪本さんは2度目のゴールインとなる。
3人揃って関係者一同の歓呼に迎えられて、ソースオレンジ市の教会に設置されたゲ
ートをくぐる。正面で海宝夫人のカメラが光る。感激の一瞬。18時31分。
カットオフタイムは14時間20分なので、49分残したことになる。
◆夜景見物
教会の外の大きな樹に吊るした簡易シャワーで汗を流す。
ミーティングまでの間、海宝さんのクルー(関さん、小野さん親子)と一緒に寿司屋に
行く。
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